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ROI360をリリースしました:ROI計測のあるべき姿

執筆者 Oren Bar-Lev
ROI360 announcement - featured

刻々と変化する今日の市場において、ROIを計測する必要性はかつてないほど高まっています。しかし、分断化したデータ、古いデータ、アクションを起こせないデータなど、無数のハードルが、ROI(投資対効果)の計測を困難にしています。

そこで、AppsFlyerが提供する完全かつ正確で新鮮なROI計測のためのソリューション、ROI360の提供を開始することにいたしました。ROI360を使用することで、マーケティング担当者はキャンペーンのパフォーマンスを包括的に把握することができ、手作業によるデータ収集、正規化、集計に費やしていた時間とリソースを大きく節約することができます。

ROI360の発表 - 信頼できるROASを

コスト、収益、アトリビューションデータを一元的に計測することで、キャンペーンのROI/ROASを真実かつ完全に把握することができ、さらに、マーケティング予算の配分やキャンペーンの最適化についてデータに基づいた意思決定をすることができます。完全で正確なROIデータがあれば、ブランドはどのキャンペーンが最も高いリターンを生み出しているかを特定し、それに応じてマーケティング戦略を調整することができます。

しかし、何がROI計測を難しくしているのでしょうか?ROASを証明することで、マーケティング費用に見合う成果を示すことを妨げるものは何でしょうか?ここでは、その一部をご紹介します。

サイロ化され、断片化されたデータ:コスト、収益、アトリビューションデータが異なるチャネルに散在しているため、全体像を正しく理解することはほとんど不可能です。 

時代遅れで不正確なデータ:広告収益データの反映が遅すぎるため、リアルタイムでの最適化ができない。つまり、新規獲得 (UA) チームは最適化パーティーに遅れてやってきて、予算を無駄にしてしまうのです。アプリ内課金やサブスクリプションの収益データは、不正な取引で汚染されており、不完全な収益や返金された収益が含まれているため、収益データが不正確で無意味なものとなっています。また、ROIの不正確さは、ストア手数料や税金を考慮せずに、純費用や総収入を含んでいるために起こります。

アクションを起こせないデータ:これらを統合し、完全で正確で新鮮なものに磨き上げた後、新規獲得チームは膨大なデータの山を見て、次の課題として「どうアクションを起こせばいいのかわからない」という事実に突き当たります。どのような方法でデータを切り刻み、インサイトのある方法でデータを見て、どのような決断を下すべきかを理解するには、どのような方法があるのでしょうか。

結合されているが分断化されたデータ:ROIを理解するための上記の障害に加えて、社内BIシステムを所有する企業は、ROIデータをビジネスにつなげ、レポートの強化、コラボレーションの改善、より良い意思決定を可能にする必要があります。

ROI360の発表 - 何が真のROIをブレさせるのか?

1ドルでも多く

景気後退期には、企業はマーケティングにかかるすべての費用を大切にする必要があります。そのためには、広告費用対効果(ROAS)にズームインし、コストと収益の両面から広告費効果を正確に把握する必要があります。ROI360を使えば、上記の各課題に取り組むことができるようになります。

ROI360の価値:

  • コスト集約:最大90のソース(広告媒体)から広告費の全容を把握することができます。断片的なコストデータに悩まされることなく、全体的なインサイトを活用して予算を把握し、最適化しましょう。
  • データの統合:今後、さまざまなプラットフォームでスプレッドシートを追いかける必要はありません。アトリビューションに結びついたすべてのコストと収益のデータを、キャンペーンごとに並べて指先で確認できます。
  • 完全網羅:すべてのマネタイズモデルをサポート:アプリ内広告アプリ内課金、サブスクリプション、ハイブリッドコンボ – ROI360はすべてのソースに対応しています。 
  • 広告収益 – かつてないほど新鮮、素早く正確に: さまざまな接続オプションを用意し、インストール初日からフレッシュな広告収益データをお届けします。SDKで0日目のデータ鮮度を保ち、S2S(サーバー間連携)で正確なデータ精製を実現します。
  • アプリ内課金とサブスクリプション収益の検証:アプリ内課金およびサブスクリプションは、各トランザクションをレシートで検証することにより、不正、不完全、または重複する取引を排除します。 
  • 純ROAS:アプリ内課金やサブスクリプションからの収益を、税金やストア手数料を差し引いた真のネット金額で確認できます。
  • 実用的なデータセット:ダッシュボードでデータを細かく切り分け、独自のダッシュボードを作成することも可能です。データを直視し、どう行動すべきかを正確に把握しましょう。 
  • ROI ETL:  すべてのROIデータを、選択したクラウドプラットフォーム上のBIシステムに接続し、1回のETLプロセスで、1日4回更新します。

活用事例:

では、ROI360をどのように活用すればよいのでしょうか。ここでは、ROI360がどのようにROIを証明するかをご理解いただくために、3つの例をご紹介します。

活用事例その1:Day 0 ROASの最適化

配信中のキャンペーンに変更を加えることは、その収益とROASに直ちに影響を与えます。週次や日次の最適化では、1日の中で発生する収益の変化を捉えきれない場合があります。ROASを効果的に最適化するために、新規獲得チームはほぼリアルタイムでデータを取得し、予算の無駄を素早く特定して対処する能力を必要としています。しかし、このソリューションをお客様側で開発することは、開発リソースやパートナーとの連携メンテナンスの面でコストがかかります。

ROI360を使用することで、新規獲得チームは最適化を実行したその日に、BIシステムにストリームされたデータまたはAppsFlyerのダッシュボード(オーバービュー / コホートレポートなど)で、ROASの低いキャンペーンを即座に特定できます。そして、該当する広告媒体の管理画面上でリアルタイムにパフォーマンスの低いキャンペーンを最適化し、予算の無駄遣いを即座に止めることができます。

ROI360の発表 - インストール初日のROAS最適化テーブル
ROI360の発表 - インストール初日のROAS最適化テーブル

活用事例その2:アプリ内イベントの費用対効果

キャンペーンマネージャーは、アプリの利用につながるアクション(インストールなど)のコストや、登録、購入、トライアル開始などのアプリ内イベントの有効コストなど、複数の目標に基づきキャンペーンの費用対効果を計測します。後者の計測には、アプリ内イベントとコストデータの連結が必要です。これがないと、経営者はROIを正確に計測することが難しく、最適化の判断ができません。

ROI360 UAチームは、メディアソース間の関連アクションあたりの効果的なコストを簡単に比較し、高いeCPAのキャンペーンを特定し、それに応じて最適化することができます。 

ROI360の発表 - eCPAダッシュボード
ROI360の発表 - eCPAダッシュボードとは

活用事例その3:コホート別のROAS最適化

新規獲得の担当者は、ROASコホートを使って どのキャンペーンが目標に沿ったDay-X ROASを提供しているかを分析します。一定のROASしきい値以上を生み出すユーザーを連れてくるキャンペーンは、コーホート寿命が尽きる頃にはROASがプラスになる可能性が高くなります。 

しかし、このようなレポートは、インストール日、コスト、収益に基づき、複数のキャンペーンやメディアソースですべてコホートされたものです。ROI360のコホートデータは、1日ごとのROASデータを提示し、どのメディアソースが1日ごとのROASを最適化するかを明らかにします。ROASのしきい値以下のメディアソースは、最適化する必要があります。

ROI360発表 ー コホートデータによるROASの最適化
ROI360発表 ー コホートデータによるROAS最適化解説

ROIを証明する準備はできていますか?

今、これまで以上に、ROASはブランドが重視すべき重要な指標となっています。様々な課題により、ROASデータは不完全、不正確、時代遅れになり、ROIを鈍らせます。ROI360は、あらゆる課題に取り組み、最も正確な計測で真のROAS(英語記事)を明らかにすることで、成功への道を切り開きます。
ご不明な点がございましたら、弊社営業またはカスタマーサクセスチームまでお気軽にお問い合わせください。

Oren Bar-Levは、AppsFlyerのプロダクトマーケティングマネージャーです。モバイルマーケターとしての長年の経験を生かし、世界中数億人のユーザーを持つアプリの日常的な利用率を促進させたなどの経験を持っています。またOrenは、製品と関連するオーディエンスを結びつけることにおもしろさと喜びを感じています。
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